始まりと終わり

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「…………」 部屋を出てすぐに気付いた…周りの視線が凄い感じる! それもそのはず、隣に美人がいてしかも二人だけとか、普通は目立つ! しかし鈴さんはまったく気付いていない! 「京介君どうしたの?」 頭の中で考えていたと思っていたが、口に少し出ていたようだ。 「いえ、なんでもありません!」 「?」 俺は鈴さんの天然に脱力した… 健康診断を終えた生徒は、先生に運動場に集まるようにと言われた。 今から俺の嫌いな能力測定があるからだ。 なぜ嫌いかと言うと…まぁそれは今から分かる。 生徒は二人一組のペアを作るようにと、先生に言われた。 もちろん俺の相手は鈴さんだ、だがやはり皆俺達を見ていた。 「余り見られたく無いんだけどなぁ…」 とちらっと鈴さんを見ると、鈴さんは軽く準備運動をしていた。 「えー、それでは能力測定を始める、まずはくじを引いてもらう」 体育教師の『中谷 土豪』は四角い箱を一番近くにいた生徒に渡した。 箱は生徒全員に渡り、また中谷先生の所に戻った。 俺達は『G』と書かれた紙を引いた。 「それでは対戦表を公開する」 中谷先生は対戦表を書かれたホワイトボードを持ってきた。 そこにはこう書かれていた。 A対D B対G F対Jなど… 「二回戦目だね、頑張ろ!」 「脚を引っ張るかも知れませんが、頑張りましょう!」 こうして能力測定選抜戦が始まった。 能力測定選抜戦…能力測定選抜戦の目的は2つあり、1つは自分の能力の強さを測るため、もう1つは月末昇格戦の出場ペアを決めるためである。
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