第1局【出逢い】

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「(白……)ポンです」 癒月は、勝利の白をとり (癒月の捨て牌……索子がない。それに俺の白で鳴くってことは……おそらく混一に一通も重ねてくる可能性もあるか) (リーチしてるからいやでも振り込む可能性はある……。しかも既に5順目、安全牌が少しずつ見えてきてしまってる。あがるにはツモるか夕夏の振り込みしかないか……) 癒月は5筒を捨てた。 (癒月の索子の混一は確実。私はダブリー赤ドラの5索、8索待ち。5索だと一盃口だからツモを狙いたいところだけど、索子は癒月の手に溜まってるはず……) 涼子は自摸した萬子をそのまま場に置く。 ―――― 「カン」 しばらくしてから2索を自摸った癒月は、1索をカンした。 カンをすると王牌から一枚だけ牌を持ってくることができる。 (新ドラは發か……。ずれたか) 心の中で呟き、癒月は王牌をまくった。 2索。 「混一、白、嶺上開花」 「今回は流れが悪かったから、仕方ないか……。さ、次の局行こー!!」 親が流れて、次の局が始まった
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