最凶鬼畜悪魔な脇役の放課後

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俺とその他大勢は、スーパーでの買い物を終え、アパートに着いた。 そして、俺が扉の前に立ち、鍵を開けようとしたときに違和感を感じた。 本来なら、鍵で開けていればつかないであろう傷が鍵穴についていたからだ。 ほんの僅かではあるが、確かにピッキングされた後だろう。 ここを出るときにはまだ傷は無かったから、俺がスーパーに行っている間にやられたことが明白だ。 俺が買い物に出てから、帰ってくるまで約一時間しか経っていない。 もしかしたら、まだ犯人が家に居るかもしれない。 「どうしましたの?早くしないと、時間が無くなりますわよ。」 「あぁ、悪い。今、開ける。」 とりあえず、居たら捕まえて理由を吐かせる。居なかった場合は…… 俺は考えることを辞め、鍵を開けた。
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