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「どうしたんだ?」
俺が、風呂場から居間に顔を出すと、ベットの横を指差していた。
指の差した先を見ると、兎が毛繕いしていた。
「かわいいー♪」
「あ~。ペットの兎だ。名前はミミだ。おいでミミ!!」
ミミは俺の足元に走り寄り、後ろ足立ちしてこちらを見つめる。
「いい子だ。」
俺は、足元に居るミミを抱き上げ、ベットに向かった。
「…かわいー。」
「鬼道がペットなんて意外だな。」
俺はミミをベットの上に降ろし、その横に座る。
「俺だってペットぐらい飼うさ。」
「触っていい~?」
「さわりたい。」
「好きにするといい。ただし、触った瞬間に噛まれたり、引っ掻かれたりした時は諦めてくれ。嫌われてる証拠だからな。」
「痛っ!!」
早速、イケメンが噛まれた。
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