最凶鬼畜悪魔な脇役の放課後

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「ドンマイだな。木原はお触り厳禁だな。」 俺が微笑みながらミミを撫でる。 「じゃあ、俺は料理を手伝って来るから、適当に暇潰ししててくれ。」 木原は噛まれた指を舐めながら、他2人はミミを触りながら、了解と返事をした。 「料理はどうだ?順調か?」 俺は台所に立つ、2人に話しかける。 「順調でしてよ。」 「この台所万能すぐるワラワラ。包丁だけで十種類持ってるとか、貴方…料理オタクですねワラワラ。」 「違う。それら全ては、ちょっとした貰い物だ。」 「ウッハーワラワラ。上の棚の中身から、下の棚の中身まで全部貰い物とか、羨ましすぐるワラワラ。」 上の棚には電子計量機など、お菓子作りに役立つ道具から、下の棚では圧力鍋など、全てが最新で全てが高級品の、料理をするための道具が全て揃っていた。 「貴方って不思議な方ですわ。こんなアパートに1人で住んでらして、その割には物が揃いすぎてますし。貴方のベットだって、1人ならシングルで良いはずなのにダブルベッドですし、まるでもう1人住んでるみたいですわ。」 「残念だが、お前の予想は外れている。今はな。それより、相談がある。誰にも聞かれたくないから耳を貸してくれ。」 「わ…分かりましたわ。」 一号が、耳を寄せてくる。俺はある事を耳打ちすると、彼女は驚いてはいたが、快く了承してくれた。 「ほ~。そんな事がワラワラ。」 もう1人にも聞こえていたようだから、黙ってるようにと伝えると、了承した。 「じゃあ、さっさっと作りますか。ビーフストロガノフを。」
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