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「わたし、とうどう みゆき(藤堂 美雪)。これでもおないどし。」
藤堂は、どうやら体型の事を気にしてるらしい。
何故なら……
「俺も最初は、年上だと思ってたもん。凄いナイスバディだし。」
「空気読め。バカが。」
イケメンがまたも余計な事を喋る。これはもう、短所だと思う。
「きょうやひどい。わたし、からだのこといわれるのきらい。」
「ご、ごめん!!」
藤堂の目元から、涙が一滴、また一滴と流れはじめ、とうとう声を上げて、泣きはじめてしまった。
「ごめんね!!本当にごめんね!!」
「なぁ、何で藤堂はあんなにも泣いてるんだ?ただのコンプレックスにしては、少し大袈裟だと思うんだが。」
俺は隣に居た、まだ自己紹介が終わってない奴に、小声で話しかけた。
「おっと!!ここでわたすの自己紹介タイムですかワラワラ。わたすは、堂本 恵(ドウモト メグミ)ですワラワラ。スリーサイズは上から、88・57・80のナイスバディ、えーんでぅおっお!!身長145のロリロリ体型!!さらには~、ロリフェェエエイズッズ!!どうよ!!イケてるだろ~ワラワラ。」
「気持ち悪いな。色々な意味で。」
俺が感想を述べると、堂本はクリティカルだぜと言葉を残し倒れたので、脇腹を強めに抓ったら飛び起きた。
「痛いよ~まんっま~ワラワラ。痛すぎて感じちゃうわ~キリッッ!!っで、美雪っちの事ね~。今からは・な・す・ぅわ!!ワラワラ。」
凄いだろ?あんなにテンション高いのに、初めっから全て小声なんだぜ。
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