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和「助けてって…
何かあったのか?」
女子生徒の一番近くにいた和仁が、
女子生徒に訪ねる。
「私の友人が…
友人を…助けて…」
女子生徒はしきりに後ろを気にして怯えていた。
霊「…何か事情があるみたいだな。
こっちにおいでよ。
君の話を詳しく聞かせて欲しいんだ。」
「は、はい…
失礼します…」
俺が女子生徒に言うと、
女子生徒はゆっくりと部室に入った。
霊「さてと…
君の話を聞く前に、
まずは君の名前を知りたい。
良ければ教えてくれ。」
「は、はい。
私は…
2年4組の花咲香子っていいます。」
霊「分かった。
じゃあ香子さん。
君の友人に一体何があったんだ?」
俺が聞くと、
香子さんは俯きながら俺に言った。
香「実は……
友人が、
『ひとりかくれんぼ』をしてから行方が解らないんです…」
霊「ひとりかくれんぼ?」
俺が首を傾げると、
香子さんは目を見開いて驚いた。
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