第一章 ひとりかくれんぼ

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和「助けてって… 何かあったのか?」 女子生徒の一番近くにいた和仁が、 女子生徒に訪ねる。 「私の友人が… 友人を…助けて…」 女子生徒はしきりに後ろを気にして怯えていた。 霊「…何か事情があるみたいだな。 こっちにおいでよ。 君の話を詳しく聞かせて欲しいんだ。」 「は、はい… 失礼します…」 俺が女子生徒に言うと、 女子生徒はゆっくりと部室に入った。 霊「さてと… 君の話を聞く前に、 まずは君の名前を知りたい。 良ければ教えてくれ。」 「は、はい。 私は… 2年4組の花咲香子っていいます。」 霊「分かった。 じゃあ香子さん。 君の友人に一体何があったんだ?」 俺が聞くと、 香子さんは俯きながら俺に言った。 香「実は…… 友人が、 『ひとりかくれんぼ』をしてから行方が解らないんです…」 霊「ひとりかくれんぼ?」 俺が首を傾げると、 香子さんは目を見開いて驚いた。    
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