第一章 ひとりかくれんぼ

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霊「な、なんだよあれ… ひとりかくれんぼってあんな幽霊でるのかよ…」 朱『あんたねぇ… 怪研の部長するんだったらそれ位知っときなさいよ。 で、 これからどうするの?』 朱乃に聞かれて俺は打開策を考える。 霊「うーん… とりあえず、 ひとりかくれんぼってぬいぐるみに刺した刃物を、 『かくれんぼは終わり』って三回言って抜いて… とりあえず、 それをやってみよう。 香子さん。」 俺がそう言って香子さんを呼ぶ。 が、 香子さんは女にかなり怯えていて、 俺にこう言った。 香「…霊也さん。 私…死んだほうがいいんですよね…」 霊「え?」 香「私は… 死ななくてもよかった美香を死なせた… 美香だって、 きっと私のことを恨んでる… そんな美香の声が聞こえるんです。 だから… あの時私も!! 一緒に死んだら良かったんです!」 香子さんの言葉を聞く前に、 俺は無意識に香子さんにビンタしていた。    
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