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霊「なんだ…和仁か…
無駄に驚かせるんじゃねぇよ。」
和「…酷くね?
頑張ってあの女から逃げた俺にそれは酷くね?」
香「ひゃっ!?
ど、どうしたんですかその手形!?」
俺が適当にあしらったその時、
香子さんが和仁の肩をみて悲鳴を上げた。
和仁の肩には、
血でできた手形がべったりとついていた。
和「あぁ…えっと…
実は俺、あの女に一回捕まったんだ。
けど、
女は『違う』って言ってどっか行っちまったんだ。」
霊「ある意味すごいなお前…
ん?
だとしたら…
既にあの女は香子さんを探し始めてる!?」
香「え!?」
霊「…急ごう香子さん。
早く図書室に行って、
このかくれんぼを終わらせよう。
和仁、
お前もぼさっとしてないでさっさと来い!!」
俺は香子さんの手を引き、
教室をあとにした。
和「え、おい!?
やっぱり俺はこの扱いかよ!!
ねぇ、ちょっとーー!!」
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