第一章 ひとりかくれんぼ

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図書室の中は静かでがらんとしていて、 かなりの数の本があった。 霊「うわ―… こんなに沢山…図書室に通えば良かったよ…… 香子さん、 どの本にぬいぐるみが隠されてるの?」 香「えっと… そこまではメールに書いてなくて… わからないです…」 霊&和『えぇぇ!?』 香「ご、ごめんなさい!! 美香もきっと何かを伝えたかったんだと思うんですが…」 月『困ったわね。 霊也くん、どうするの?』 朱『一から探すのもいいけど、 あの幽霊が追ってるのよ?』 霊「……仕方がない。 こうなったら、 シラミ潰しに探すしかない。 香子さん、和仁。 一気に探すぞ!!」 香「は、はいっ!!」 和「ったく、 相変わらずむちゃくちゃ言うなお前!!」 俺は和仁と香子さんにそう言って、 図書室の本をシラミ潰しに探し始めた。    
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