第一章 ひとりかくれんぼ

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どれくらいの時間が過ぎたのか、 俺達はひたすら本を探し続けていた。 しかし、 それっぽい本は見つからない。 和「くっそー!! どの本に隠してるんだよ!!」 霊「確かに、 ねぇ香子さん。 本当にどんな本か覚えてない?」 香「はい……あっ。」 霊「どうしたの?」 香「私、 美香と一緒に読んでた本があったんだった… 多分、 その本にぬいぐるみを隠したと思います!」 霊「本当に!? それは一体どんな」 俺が香子さんに本の事を聞こうとしたその時、 ドン!! 全『!?』 扉から激突音が聞こえ、 扉を見ると… 香「きゃあ!?」 『ヒヒヒ…ミツケタ……』 図書室のドアにあの女がへばりつき、 笑いながらドアを叩いていた。 霊「あまり時間がない!! とにかく本を探そう!」 香「はい!!」 自身の身の危険を感じ、 俺達は急いで本を探しはじめた。    
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