幼少期2

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幼少期の記憶 いつも1人 が一番強い。 あとうちの庭に蔵なんて呼べる代物ではないが物置小屋があった その中は以外に広くいろいろな物があった 昔のかんざしや櫛 今思うと漆塗りのきらびやかな模様が入っていたものや鼈甲で造られたもの 掛け軸や屏風 青磁の置物やフランス製のお皿… 楽しくていろいろな箱を開けて見るのが、1人遊びの日課だった それから 急に地球の裏側へ行ってみたくなり、物置小屋の近くに穴を掘りはじめた 明日までには地球の裏側へ到着しようと、ひたすら穴を掘った 自分の背丈超える位で石に当たり、早くも断念 幼少期から諦めは早く それからは 落とし穴作りを楽しんだ 庭の鉄棒やブランコの近くに沢山穴を掘り、ゴザを引いて土をかけた 誰か落ちないか楽しみで楽しみで 一番落ちて欲しかったのは、いつもいじめられていた姉でした 蟻の巣にオシッコしてみたり、庭に住む住人?住虫達はきっと怖い魔女の子に見えたに違いない 蟻さんに団子虫にみみずにバッタさんは特にいじってたと思う 小さくても大切な命だったのに ごめんよ
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