‐蔵の巻‐

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あかね「どうしたの?天真君」 天真「友雅達が来るって事は…考えなくても助けが来るってこと」 あかね「なるほど」 一安心したあかね達は詩紋の入れた茶を また飲み始めた。 すると頼久が何かに気づく。 あかね「どうしたんですか?頼久さん」 頼久「足音が近づいて来ます」 足音は蔵の扉の前で止まり ギィィィーー 扉が開いた。 友雅「やぁ、神子殿。ご機嫌いかがかな?」 鷹通「こんにちは、神子殿」 来たのは友雅と鷹通の白虎コンビだった。 詩紋「友雅さん、鷹通さん!」 友雅「どうしたんだい?詩紋。泣きそうな顔をして」 鷹通「何かあったのですか?」 2人が中に入って来た。 ギィィィーー バタン…… 詩紋「あぁぁぁ!」 鷹通「どうしたんですか?」 詩紋「扉が…閉まっちゃった……」 中に入る時、鷹通が咄嗟に扉を閉めてしまった。 天真「あぁぁ……」 鷹通「私…何かいけない事したんでしょうか?」 友雅「さぁー。どうしたんだい何かあったのかい?」 天真「実はな……」 天真が2人に状況を説明した。 友雅が口元に扇子を当て笑った。
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