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美月もひとみの様子を見て、何か大きな事件が起きている予感を察知した。
「セナは朝いつも通りだったけど…とにかく気をつけなよ。私今日は休みだからさ、何かあったらここにまた来なよ」
「ミヅキ姉さん…ありがとうございます」
ひとみはいつになく深々と頭を下げて、バイクにキーを挿して跨った。
エリミネーター250SE。
古い型だけれど、美月にしっかり手入れされたこのオートバイの駆動力は半端ではない。
エンジンのかかりもバッチリだ。
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