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一階の床は石で出来ていて裸足のマロンはひんやりして気持ちい。ぺち・・ぺち・・と足音をたてながら良い香りのする部屋にむかう。
「おばさーん。おはようございまーす♪今日もおいしそうな香りしてるね!」
「あ、おはようマロンちゃん。外の掃除頼んでいいかしら?あとでケーキ一個マロンちゃんにあげるわ。」
「やったー!すぐ終わらせるよ!ケーキ楽しみ♪」
「うん。ありがと。って、マロンちゃん!あなたズボンは?」
「え?……ああ!履くの忘れてた。」
そう言うと再び部屋に戻っていった。
おばさん「忘れてたって……危なっかしい子。……でもまあ、“あの日”から比べれば、少しはましになったかなぁ……。」
そう、あの日彼女は空から降ってきた。
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