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昨日、歩いてきた奴が殺人坂と言っていた坂も歩く。
さすがに殺人的な辛さだった。殺人坂の名は伊達じゃない。傾斜45度とか言う訳が分からない角度の坂らしい。
周りは緑。切通という言葉がふさわしい左右が崖になっている坂だ。
風が吹いてくるのが少しだけ気休めになる。
たぶん20メートル位はあるだろう坂。
その間に街頭は一つ。
そのそばには墓場。
部活終わりとかちょっとした恐怖を味わえそうだ。
でも、これはあくまで俺が上り終えたときにやっと考えついたことで、上る途中はとにかくつらい。
どれくらいつらいかは、四月にも関わらず学生服が鬱陶しくなるくらい汗をかいたことから察していただきたい。
坂をあがりきる頃には息が切れた。
これ三年も続けたら結構体力付くんじゃないか?
そしてまだ続く緩やかな坂道。誰がこんなところに学校を建てたのだろうか?
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