三章

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丞の顔を見ると、 丞は不思議な顔で俺を見ていた。 何故俺が居るのか分からないのだろう。 「なぁ……あの不気味な人形達居ないか?」 「ああ、 今はいない。 それより俺に付いて来い……これからは敵とか関係ない。 助け合いが必要だ。 ……分かったな?」 「なんとなく分かった。 クク……それにしても、 暁羅が助け合いなんて言葉を言うとは……明日は槍が降るか?」 「殺すぞテメェ」 丞の言葉に少しだけ苛立ちながら、 俺はその場に立ち彩希達の元に行く。 「あっ……待てよ、 暁羅」 丞はそう言いながら、 俺の後に付いてくる。 まったく……でも、 こっちの丞の方が好きだな。 裏人格の丞は嫌いだけど。
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