始まり

4/5
前へ
/23ページ
次へ
暇だ。多分8割~9割の人が暇だと思う。何故だって?それは今、体育館で校長先生が話しているところだからだ。校長先生の話といったらただ話が長いだけだ。だから僕は思った。この暇な時間をどうしようかだ。そこで決めた、自己紹介でもしよう、と。 まずは、名前だね。僕の名前は久我原 晃[クガハラ アキラ]視力は両目とも1.5で、利き手は右。好きな物は、アニメと百合、嫌いな物はシリアスかな?自己紹介といっても、それくらいかな?皆も男の僕なんかをしっても嬉しくないだろ?僕もそうだ。そろそろ校長先生の話が終わる頃だ。 僕は前を見ると校長先生は『以上です』と言ってマイクのスイッチを切り、スタスタと教師がいるところに戻っていった。それからは教頭先生らしき人が入学式の終わりの挨拶を言った。 場所が変わり正門。入学式が終わり新一年生は保護者と一緒に帰っていく人たちもいれば正門で写真を撮っているくらいだ。 僕たちも一緒だけどでも、今は隣にも前にも後ろにも親はいない。なぜなら先に親は家に帰っているからだ。一応、親が帰る前にしたことは正門で写真を撮るくらいかな。後、僕達のクラスは1-3だった。そして、僕と萩嘉は歩き出して僕は萩嘉に質問をする。『気になる子はいた?』と。そしたら萩嘉は 「あぁ、居たさ。いっぱい居たさ」 「そう。それは良かった。もし、告白とか何かする時は僕に言ってね?何でも手伝うから」 「そうか。ごめんな?こんな事に付き合わして。また何か奢るよ」 「いいよ。僕が好きにやってるから。後、萩嘉には幸せになってほしいもん」 僕たちは歩きながら他愛な話をしている。あと、一つ誤解を解いとこう。萩嘉は別に尻軽女じゃないよ?気になる子とは言ったけど、別に男の子って事はない。女の子だ。 ここで言っておこう。萩嘉は、レズだ。ガチレズだ。女の子の事が大好きな女の子だ。だから彼氏は作らず彼女を作っていたのさ。そして萩嘉の夢は『ハーレムを作る事』らしい。僕的にいいと思うし目の保養にもなるからね。だから、僕はその夢を手伝うのさ。 例え皆が萩嘉を気持ち悪がろうが軽蔑しようが僕は萩嘉の味方でいるつもりだ。だから、萩嘉の夢を叶えるのさ。だって今の僕の夢は『萩嘉の夢を叶えること』だ。これが僕の夢だ。
/23ページ

最初のコメントを投稿しよう!

24人が本棚に入れています
本棚に追加