始まり

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「今日も早く帰ってやらないと柊莉が悲しむ。そして私も柊莉に会いたい」 「あぁ~、柊莉ちゃんか。確かに柊莉ちゃんは萩嘉と榎奈さんにベタベタだもんな」 柊莉[シュウリ]ちゃんとは萩嘉の妹で、萩嘉は柊莉ちゃんをものすごい溺愛している。目に入れても痛くないってレベルだ。いや、それ以上だ。 後は榎奈[カナ]さんだ。榎奈とは萩嘉の姉だ。僕はこの人をかなり尊敬している。理由は榎奈さんには、今付き合っている彼女がいるからだ。彼女だよ?まぁ、理由はこれだけだが。 まぁ、上の事でわかるが榎奈さんも萩嘉と一緒でレズだ。何故か萩嘉の家族は全員レズだ。と言うか萩嘉の一族は皆レズだ。もしかしたら柊莉ちゃんもレズかもしれない。 「あぁ………もう柊莉は可愛すぎる……帰ったらチュッチュしてやらないとな」 「そうだな……確かに可愛いな。それに将来が楽しみだよ。」 「柊莉は将来絶対に美人になる……後、柊莉は一生私が面倒を見る!!」 そう言い萩嘉は手を前に出し、握り絞める。そして顔をこちらに向けこう質問をしてきた。『こんな私は気持ち悪いか?』と。だから僕はこう答えた。 「気持ち悪くねぇよ………僕はむしろ応援してるくらいだ。一度だって気持ち悪いなんて思ったことない。だから………もうそんな事を言うな、聞くな、思うな」 「あぁ………そうだな。一度だってお前は嫌な顔をしなかったな。すまない………って今日は謝ってばかりだな。」 ハハハと萩嘉は笑う。萩嘉にも言ったが僕は一度だって思ったことはない。それからというもの僕の家に着き萩嘉と別れた。 家に帰ってからはすることなく、ご飯を食べ、お風呂に入り、歯を磨いたり、それから明日の学校の用意をして寝た。
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