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「でも、それじゃ山ちゃんが…」
「俺は大丈夫だから」
にこっと笑いながらそう言う
山ちゃんの肩はカタカタと
小刻みに震えていた。
「なら一緒に入ろ?
震えてるし寒いでしょ?」
少しスペースを開けてそう言うと
山ちゃんは何も言わず隣に入ってくれた。
当然、毛布の中では体が密着するわけで
少しだけ触れてる肩から感じる
山ちゃんの体温に心臓が煩く脈をうつ。
最近、お互い忙しくて会っても少し
話をして終わってたから余計にドキドキして
僕は無意識のうちに山ちゃんの手に
自分の手を重ねていた…。
すると、ぎゅっと手が握られた
それが嬉しくて山ちゃんの方を見ると
ばちっと目が合った。
何故か逸らせなくてじっと見つめた。
そしたら徐々に山ちゃんの顔が近づいてきて
同時に肩にかかっていた毛布が頭まで
移動してきた。
きゅっと軽く目を閉じるとゆっくり重なった唇。
「…//」
「たまにはこうゆうのもいいな」
唇が離れた後に小さく
笑いながらそう山ちゃんに
またドキドキした。
-end-
ネタを下さい(;ω;)←
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