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結局、そのまま保健室に
連れてこられ先生が居なかったから
彼が手当てをしてくれた。
"ありがとう"そう言いたいのに
緊張して言葉が出ない。
彼の顔もまともに見れなくて
ずっと俯いたままな僕。
「…裕翔先輩」
「な、っ―…!」
突然名前を呼ばれびっくりしながらも
返事をしようと顔を上げた瞬間
目の前には彼のドアップ
それと同時に重なった唇。
僕は反射的にぎゅっと目を閉じた
.
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