微睡む世界

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「だ、駄目ですっ!!姫にもしものことがあっては」 さっきまで穏やかだった女性が凄い剣幕で拒否する。 「えー……じゃあ、一人だけにしてよ。それから、国に詳しい人で」 「……分かりました」 渋々納得してもらい、ゆりあはほっとした。 護衛がぞろぞろついてくるなんて、珍獣みたく注目を浴びるだろうから。
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