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俺の名前は凜田昴(りんだすばる)。
大阪にある欧蓮高校に通う一年生である。
母が大阪の人だから大阪に住んでいるが、名字から察して父が沖縄の人である。
まぁ沖縄弁が話せるわけでは無いのだが。
そんな俺が高校に入学してから二カ月が経とうしていた。
ある程度クラスとも馴染めたし、友達もいくらか出来た。
最も驚いたのは入学してから五回も告白されたこと。
自分では何がいいのか分からないが、良くモテる。
半分以上の男子からは反感を買っている。
それでもクラスメイトの千歳晴馬(ちとせはるま)はいつものように接してくれる。
「スバルはよくモテますね。本当に羨ましいですわぁ」
「小馬鹿にしてんのかよ?」
晴馬は半笑いで俺をからかう。
「それより部活とかやらないの?スポーツ出来んだから何かやらなきゃその能力が勿体無いだろ。」
「特にやりたい事ないしなぁ。」
「じゃあテニスやらない?まぁ部活じゃなくてスクールなんだけど。」
晴馬は俺をテニスに誘いたがってるみたいだ。
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