凜田昴

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「別に嫌じゃないけど。俺に出来るのか?」 今までやったことのないジャンルのスポーツなだけに若干不安になる。 「お前なら不可能なんてないだろ?じゃあ決まりだな。」 晴馬は俺を無理矢理スクールに連れて行くことになった。 ―どっからどう見ても場違いだ。 もっと初心者がいると思っていたが、みんなバリバリ打ててるし。 それに壁には全国制覇と書かれた垂れ幕が下がっていた。 「おいおい、連れてくる場所間違ってないか?」 「まぁ気にすんなよ。取り敢えず見学しとけよ。コーチには言っといてあるから。」 特に気にしてない晴馬はラケットを取り出して、コートへと向かっていく。 正直戸惑う。 晴馬は軽く準備運動をした後、ラリーを始めた。 普通に取れそうもない速さでラリーをしている晴馬を見て驚いた。
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