プロローグ

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懐かしさに笑みがこぼれて こぼれて ぽたりと 涙が 胸ふるえる告白は 水平線を見ながら聞いていた 子供だと知っていた 子供だから 瞬間の思いが どれほど透き通っていても 未来へ紡いでゆく手段を知らないことも それでも あの瞬間の きらめきは遠い未来さえも贖(アガナ)い .
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