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泣いてる遥香を何とか町の中に連れていき、町に入った瞬間どこかに飛ばされて気付いたら部屋の中にいるという不思議な出来事が起きた。 「なぁ遥香…泣くなよ…」 「やだぁいやだよ…閃…」 泣き止まない遥香をとりあえずソファーに座らせて、悠斗は皆の様子を見に行った。悠斗が出ていった後遥香はすぐに泣き止み、部屋の窓を開けた。 「…ごめんね悠斗…来て、ロイ」 そう呟くと遥香の隣の空間が歪み、中からロイが出てきた。 「お呼びですか、マスター」 「私を黒の町に連れて行って」 「で、でもマスター…」 「いいから!」 「はい」 頷いたロイは遥香の背中にしがみつき、羽を広げた。そして遥香は窓から飛び降りた。日の暮れかけている草原はどこにいたのかモンスターが沢山いた。
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