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「あんた………、一体どこでそんなポケモンを…………」
ダゲキをモンスターボールに戻しながら、エリート団員Aは言う。
「………貰った……」
「貰った………?ははっ………、こりゃ面白い………。また会ったら勝負しようぜ」
そう言うと、何事もなかったかのように、団員はポケモンセンターから立ち去った。
「ホワイト!!大丈夫か!?」
「……ブラック………」
ふっ…と身体の力が抜けたように、ホワイトの態勢が崩れそうになる。
「おい……、無理すんなって………」
「平気………、ちょっと……安心したら………気が抜けちゃって…………」
小さく笑うホワイト。
しかし、どこか恐怖から解放されたような表情にも見られた。
「ベェェェルちゃぁぁぁんンンン~~~~~~!!」
「…………あ……」
馬鹿はかげぶんしんをしながらベルの側へと走っていた。
「ベルを守ってくれてありがとな、ホワイト……」
「………ぅん……」
ホワイトは小さく頷く。
「そういえばさ、やつのダゲキ相当強いはずなのに、どうやって倒したんだ……?」
「それは………このポケモンのおかげ………」
「………え……?」
「ワッシャー!!」
ホワイトが右腕を横に伸ばすと、その上に茶色い鳥ポケモンが着地した。
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