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『ふぅ~。屋上っていいよねー』
『中学の頃は給食だったからな。外じゃ食えなかっただろ』
昼食を食べながら他愛もない会話をする。
『そういえば、中学の頃って言えば私達付き合ってるの秘密にしてたよね。』
『秘密にしてたんじゃなくて言わなかっただけ。現に今では周りが聞いてくるから言うんだろ?』
『え!?そうなの!?私はてっきりバレたくないから隠してるのだと……』
『…(汗あのなぁ、バレたくなかったら付き合わねぇよ。』
『でも幼馴染みで恋人なんてマンガやドラマみたいだね。なんか楽しい🎵』
『そうか?俺は別に…』
『ムッ。まぁ、幼馴染みは付き合っても何も変わらないもんね。』
『変わっただろ』『え?』
chu☆
『幼馴染みはこんなことしないだろ?』
『………………(照 うん…』
顔を赤らめ恥ずかしそうに笑う心愛。
そんな甘い雰囲気も束の間すぐさま心愛が勢いよく駆に抱きついた
『駆ちゃん大好きー!』
『うわっバカ!いきなり抱きつくなよ!』
いきなりのことに受け止めきれず後ろに転がる二人。
『駆ちゃん受け止めてよー』
『無茶言うなよ。いきなりなんだから無理だっての』
『バスケ部部長だらしなーい』
『そのだらしない男にお前は惚れてんだぞ?』
『うん、駆ちゃん大好き!世界で一番好き!!』
『はいはい、てかそろそろ降りてくんない?』
『ちぇっ、もう少しこのままがいいな~』
駄々を捏ねる心愛の頭をやさしく撫でながら駆は教室に行くよう促した。
『もうすぐでチャイムなるから放課後な。終わったらすぐに迎えに行くから、な?』
『うん!待ってる!早く来てね?』
『なるべく早く行くよ。心愛こそ、ちゃんと片付けしておけよ?』
『もちろん!駆ちゃんが来る前に終わらしておくよ!』
放課後の話をしながらお互いの教室に戻り午後の授業を受けた。
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