◆禁忌

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「そんなに見ないでよ……」 「いやぁ、知念ってチビのくせに体はがっちりしてんなぁと思って」 と冗談めかしく言いながら僕の腕を触ってくる、彼。 殴り飛ばしたい。 チビだのなんだの言いやがって。 僕だって高校生だしまだまだ成長しているんだ!! 「もう、いつも見てるくせに……さっさと終わらせてよ!」 「急かすなって」 とへらへら笑いながら押し倒す、彼。 いつもと違う態度に困惑している。 いつもは無理矢理で縛って、目隠しさえもされるのに……。 こんなの彼らしくない……。 「あっ……」 と1人で悶々と考えていると彼の舌が僕の突起を捕らえた。 ゆっくりと転がされる。 焦らされる快感に僕は身を捩る 「ふぁっ!!……んぁっ……」 左は舌で、右は指の腹で転がされて腰が何度もバウンドする。 でもそれを彼が食い止める。 偶に噛んだり、引っかかれるだけで、声がますます高くなる。 初めてじゃないのに。 「山ちゃっ……んあっ!!……質問が……」 「んっー、何?」 空いている手を僕の太ももに這わせながら尋ねてくる、彼。 思考回路が途切れそうなのを堪えて質問する。 「……なっ!!はっ……んあっ。何で、……んあっ!」 「何て聞いてるか全く分かんね」 と言ってズボンの中に手を這わせてきた、彼。 下着の上から僕のを撫でてくる。 焦らされる感覚に体全身に力が入ってしまう。 ちょっと質問させてよ……。 撫でるのに乗じて揉んだり擦ったりする。 その度に唇に力が入って声が出せない。 「だから!!……ふあっ!んぁあ!」 「悪いけど質問させる気なんてないから」 そう言ってとうとう下着の中に入ってきた彼の手。 ズボンと下着を一気に脱がされた。 僕のが外気に触れてますます興奮するのはいけないことだろうか? 全体を優しく揉んだり、強く握ったり強弱を付けて触ってくる。 それだけでもう何も考えられなくなってくる。 答える気がないなら最初からそう言ってよ……
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