◆禁忌

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「ダメ……そこっ、んあっ!」 「ダメとか言いながら気持ち良さそうに鳴いてんじゃん。 知念大好きだもんね?ここ弄られるの」 くすっと笑いながら弄ぶ。 ……否定出来ない。 どんどん湿っぽくなってくる、僕の声。 喘いでばかりの僕の口からはひっきりなしに唾液が出ている。 先っぽを撫でられた瞬間に出そうになる。 でも口を噛んで必死に我慢する 丁寧なのに激しくておかしくなりそう。 「んっ……はぁ……あっ!」 「そんなに気持ちい?」 意地悪な顔で笑って尋ねてくる、彼。 分かってるくせに……!! 余裕かましやがって。 どんどん硬くなって卑猥な音を立て始める僕の自身。 擦るスピードに合わせて僕の声も大きくなる。 「ひあっ!?」 我慢しているのに今度は全体を口で覆われた。 下から上に摺るように舐められる。 じゅちゅという粘膜質の音が響いて耳を塞ぎたくなる。 「噛んじゃ……ゃんっ!あっ……んあっ!」 偶に甘噛みしてきたり、舌で転がしたりしてくる。 変な声が出る。 それなのに彼はただ無言で舐めてくる。 「あっ……!も、ダ……ぁぁぁっ!離し……あっ!!」 ダメって言うのに今度は吸ってくる、彼。 聞きたくない音が更に響き渡る。 でも呆気なくイクのは嫌。 だから枕の端を握って絶対イカないように堪える。 彼は懲りずにジュッ!と勢いをつけて吸ってくる。 その度に枕の端を握る。
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