◇play

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「山ちゃっ……!!ふぁっ!!」 名前を呼ぶ前に無理矢理口付け 呼ばせない、呼ばせるつもりなんてない。 俺を呼ぶなんて止めて。 舌を絡ませれば、収まりきれなかった唾液が顎を伝う。 「入れて……!!」 唇を離してから言われた最初の言葉。 積極的……嫌いじゃないけど。 余裕ないみたいな瞳。 これもいつものこと。 「慣らさなくても大丈夫?」 「……うん、早く!!」 「淫乱裕翔くん」 ちょっと笑って一気に突っ込む 痛いんだろうね、目から涙が溢れてる。 ベッドが軋み、聞こえる君の甘美な声。 こんな俺でさえも惑う、美しい美しい姿。 動きを早める、手加減なんかしないで。 美しすぎて壊したくなる。 俺だけを感じればいい。 流れる汗も、この息遣いも。 本物だったらって考えるとおぞましい。 このくらいの生温さがかえって心地良い。 グデッとした情事後。 いきなりの睡魔に目を瞑る。 心地よい夢の中なのに何故か侘しい。 目が覚めて聞こえた君の声。 「あぁ、面白かった。次は誰にしよう」 遊ばれたのは×××。 (終)
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