chapter.2 学校で

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僕の名前は猪名川晋(いながわすすむ) 、高校1年の男子です。 そんな高校生の僕は昨日、一人の女の子と知り合った。 名前は知らない。 お互い自己紹介していないのだから、仕方ないと思う。 ただ、その子は小学生みたいな小さな体をしていて、とても綺麗な黒髪で、僕と同じ学校の制服を着ていた。 そして、無口で無表情でぱんつは犬のバックプリントの白いのを穿いていたのである。 僕の通う学校は、一応、小学校、中学、高校と併設されているが、それぞれ制服が違うので、彼女は僕と同じ高校生と言うことになる。 で、名前も知らない彼女は、何故か昨日知り合ったばかりの僕が帰るのを嫌がり、また会う約束をして別れた訳だ。 まぁ、初めてみる子だったが、同じ学校ならその約束を守ることもできるだろう。 などと昨日の事を思い返していると、そろそろ家を出ないと遅刻しそうな時間になっていた。
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