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「あ、来た来た♪
悠くーん?」
「…梓…止めろよ?」
止めろ?
何をヤめろナのかナ?
ゆゥくんハいつモ訳ワカラナイこと言うんだモンネ?
「何をヤメロなの?」
「こんなことしても意味は無いだろ!!
皆を解放しろ!!!」
「アハハハハハハハハハハハハハは!!!
悠君はいつも可笑しなこというねぇ?
意味が無い?
ふざけるなっ!!!!」
ガツッ
梓が握っていた包丁の柄が、クラスメイトに当たる。
血が出て、苦しそうにしているがそんなことを気にしてられない。
悠は、クラスメイトに手を出されたのか、怒っていて、怒声を放ってた。
「梓!!!!!!
許さねぇ!!!!」
と言いながら、突進してくる。
梓は躱しながら、悠の足を封じた。
悠は苦しそうだった。
梓は笑ってた。
自分の顔を見る事は出来ないが、きっと酷く歪んでいたと思う。
「ぐうっ…」
「ふふっ
貴方が悪いんだよ?
さぁちゃんを嵌て虐めて、レイプして、自殺まで追い込んで…
そして、私を狂わせた…のもね?」
悠は返す言葉も無く、黙っていた。
梓はそうとだけ言い残し、包丁を上げ、悠を目掛ける。
「さぁちゃんの所に行ったら謝るんだよ?
さぁちゃんは悠の事好きだったのにね」
今まで黙っていた悠が何か言っている。
命乞いナノかナ?
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