プロローグ

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僕とキミが出会ったのは二ヶ月前 河原で一人泣いていたキミをほっておけなくてあたたかいミルクティーを二つ買って話し掛けたのが始まりだったね 今思うと 「あたたかいの飲むと落ち着くよ」なんてキザだったかな あの時はまだ冬で何もなかった草原も今は若芽が芽吹いている 世界は生命の煌めきで満ちているのに 僕だけ真冬に戻されたみたいだ… あぁ…ダメだ やっぱり感傷的になってる… もう前が見えないんだけど …行こうかな、あの場所に 季節も冬に戻ればいいのに
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