第四章

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 「阪井さん、なんであんなこと訊いたんですか?」 山岡が訊いてきた。 「あんなことって、何のことだ?」 阪井は訊き返した。 「部活のことや、成績についてのことです。事件には関係なさそうじゃないですか?」 「ああ、確かに、あまり関係ないかもしれない。でも、そういうことが、何かに結びつくかもしれないじゃないか」 「そうですか?」 山岡は、納得していない様子だった。 「さて、病院に行ってみるか」 阪井たちは、大学の前でタクシーを拾った。
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