幽霊病院?

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「も、もう帰ろうよ」 「・・・・・・・・・・・・・・・・」 「雪矢?」 「一応、部屋を調べよう」 「ムリッ!!!!」 「開かないって言ってたし」 「なら開けなくてもいいよ」 「でも一応」 「一応の意味がわかりません」 「開けるよ」 「いやいやいや」 雪矢の手がドアノブにかかった もう無理っ! 怖い・・・・・・・・・ 「開かない」 「も、も、もう帰ろう」 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 「何?」 「今、何か聞こえた」 「ひぃ!!」 「静かに」 静かにしたら怖いって!! 「ほら・・・・・中を歩き回るような」 「・・・・・・・こ、腰が」 抜けそう もう無理っ 「雪矢っ!何してるんだよ」 まだドアを開けようとしてるとかどんだけ勇者? 「思い切り押してみようか」 「無理っ!」 「行くよ」 「だからっ!!」 「せーの!」 もう嫌だっ! でもドアを押そうとしている俺がいた 「うわっ!!」 「いてて・・・・・・・」 何もしていないのにドアが・・・・・・ 開いた 「いやぁーーーーー!!!」 「何をしているんだ?」 「南月?どうしてここに?」 へっ? 南月? 「ばれないようにしていたのにな~」 「あの・・・・意味がわかりません」 「ここを買い取ったんだよ」 「えっ?」 「雪矢とここで病院でも始めようかと思ってね・・・・・・もう少し準備が整ったら話すつもりだったんだけど」 「病院?」 「ああ、お前やりたいって言ってただろ?」 「そうだけど・・・・・・まさか」 「中は大分いい感じになってきたからさ」 「もしかして・・・・・足音って」 「多分俺だな」 「悪霊が塞いでいたドアは」 「俺が中から鍵をかけていたからだろ」 じゃ、幽霊の正体は南月? それを知った瞬間力が抜けた
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