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凜が帰ってきた
そのまま眠ったふりをしながら様子を伺う事にした
「怖いよぉぉ」
ん？
何かあったのか？
急にしがみついて来た凜が微かに震えていた
「凜・・・・・・どうした？怖い夢でも見たのか？」
「・・・・・・・・・・・・ごめん、起こしちゃった？」
「いや、どうした？」
「････・・・・・・・・・・・・ううん」
「そうか」
言わないつもりらしいな
「寒いのか？」
「・・・・・・ううん」
「凜」
「･･・・・・・・・・・・・・・・・・」
「心配なんだよ？どんなに小さな事でもいいから話して欲しい」
でも、あの後みんなで帰ってきたはずだが
「・・・・・・・・・ごめんなさい」
「ん？」
「俺・・・・・実は・・・・・さっき」
そう言って家を出た話を始めた
「それで、幽霊はいたのか？」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
「ん？」
「悪霊は、南月だった」
「そうだったのか」
「うん・・・・でも」
「うん」
「俺・・・・・見たんだ」
「見た？」
「壁に・・・・・・二人の影が・・・・あああああ・・・・・あれは幽霊なんだ」
二人の影・・・・・・・
多分、俺とヨルの影だな
さて、どうしよう
このまま凜を怖がらせるわけにも行かないし
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