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そう言えば、幽霊騒ぎですっかり忘れていた
そして・・・・・・・
「凜くん、これを」
何かかけられた・・・・・しかもイルカのイラスト入り
「ふるさと大使？」
「そうだよ、島を誰よりも愛している凜くんにお願いしたいんだ」
「えと・・・・・」
どうしよう
朱雀には撮影に協力するとしか言っていないし
「何をすれば？」
「撮影で少しだけ島も案内して欲しいんだ」
「ああっ！民芸品」
「そうだよ」
別に怪しくはなさそうだし大丈夫かな
この派手なたすきは嫌だけど
「わかりました」
「では、撮影は明日からと言うことでいいかな？」
「はい」
「じゃ、これはおみやげ」
「えっ・・・・・・」
今回はかなりでかい塊だし
「でも」
「そう言えば住人が増えたんだろ？」
「はい」
「先生から聞いたよ」
「そうなんですか」
「だから遠慮しないで」
「はい、ありがとうございます」
重い・・・・・・・・・・・・・
「私はもう少し仕事があるからすまないがステファニーを連れて行ってくれないか？」
「はい、家までお連れします」
「すまないね・・・・・・乗っていいから」
「あははっ」
ばれてた
役場に呼ばれて少しドキドキしたけど、みんな知ってる人で安心した
お菓子もたくさん食べさせてもらったしね
外に出て、木陰に繋がれていたステフに水を飲ませて首を撫でた
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