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家に戻るとアサが頭を抱えていた
「どうした?」
「あっ、ヨル~~!」
「ん?」
荷物を置いて話を聞く事に・・・・・・
(ブヒッ)
「えっ?」
(ブヒブヒ)
「・・・・・・・・・・・・・なんだろう、空耳か?」
「いや、違うな」
「ああ!食材か」
「あのなぁ~!」
足元で俺のスリッパを噛んでいるこいつは何だ?
「これは何だ?」
「可愛いリボンだろ?」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
「はぁ・・・・・朱雀に頼まれてたんだけどさ、クリスマスまで待つと大人になるからと今日運ばれてきたんだ」
「今でも大きいな」
「だな」
「リボンがここまで似合わない動物をはじめて見た」
「そこは言うな」
ブタ・・・・・だし
鼻水たらしてるし
「朱雀が頼んだのならいいんじゃないのか?」
「いや、きっと忘れているような気がして」
「とにかく朱雀に連絡してみろ」
「じゃ、こいつを隠しておいて」
「えっ!ちょ・・・・・・・・」
隠せと言われても大きい
「ん~」
取り合えず部屋に押し込めておくか
凜が戻る前に移動させないと
だっこするには重過ぎるブタを連れて隣の家に移動した
「・・・・・・・・・・・ここにいろ」
取り合えず使っていない部屋に入れておこう
水と餌・・・・・・って何かな?
わからないから野菜でいいか
キッチンへ向かい、冷蔵庫の中を適当に探索して野菜を取り出した
キャベツでいいかな・・・・・・
そのまま部屋に戻り、キャベツを置いて様子を見た
「食べてる・・・・・と言うか足りない?」
野菜を追加してそのままドアを閉めた
「ここって・・・・ペンションだったよな」
ブタの宿泊料は朱雀につけておこう
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