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「お届け物です」
「はいはい～！」
急いで電話を切ったのはいいけど、やはり朱雀は忘れていた
急いで玄関を開けると知らない人が立っていた
「あの」
「お届け物です」
「はい」
「こちらには入らないので庭でよろしいですか？」
「えっ？」
まさか・・・・またブタ？
いやいやまさかな
首を捻りながら印鑑を持って庭に出ると・・・・・・・・・・・・・
「はい？？？」
「では、印鑑を」
「ちょ！まてまて！！」
何故ラクダ？
凜じゃないよな
明らかに小さいし
「あの、印鑑を」
「・・・・・・・・・・・・・・はい」
「では、確かにお届けしました！可愛がってくださいね」
「・・・・・・・・・・・・」
明らかに笑ってたよな
「と言うか、どうすんだこれ」
庭のやしの木に繋がれてるとか、どんだけマッチしてんだし
「はぁ・・・・・・・ヨルの仕業か」
「よしよし、お腹空いたのか？」
と言っても、何を食べさせればいいのか
「待ってろよ」
リビングに戻りヨルの荷物が目に付いた
もしかして餌か？
こっちは肉みたいだな
じゃこっちか
「・・・・・・・・・・・マンゴー」
確かあのラクダはマンゴー食べるとか言ってたな
ヨルの事だし過保護に育てるつもりか？
勿体無いと思いつつ、マンゴーを全部食べさせた
「可愛いけど・・・・・ブタも居る家って」
でも、嬉しいから許そう
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