ふるさと大使って何だろう

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「先生は食べた事ありますか?」 「鹿?」 「いえ、ヤギです」 「ああ、一度だけあるよ」 「どうでした?」 「・・・・・・・・私はちょっと」 「ですよね、味も何となく想像つきます」 実は・・・・・ヤギは精力がつくと言われて食べてみようと思ったが、臭くて無理だった記憶しかない 動機が不純すぎたな うっ・・・思い出したら吐き気が 「朱雀さん?」 「港の近くにヤギ料理の店があるから行ってみるといい」 「マジですか?彰、今度の休みに行ってみようよ」 「そうだね」 「・・・・・・・・・・・」 精力をつけて何をするつもりだ? そんな事を考えながら家に帰ると、何かいた 「えっ?」 「あれ?ステファニー・・・・じゃないですね」 「うん、違うみたいだね」 「まさか、子供とか?」 「オスじゃなかった?」 「そうなの?名前からしてメスだと思ってた」 どうでもいいが何だこれは? 「朱雀、お帰りなさい」 「凜、ただいま」 いつもの凜だな 「亮と彰もお帰り」 「ただいま」 「と言うかあのラクダは?」 「んと、ヨルがアサに」 「えっ・・・・・」 ブタじゃなかったのか? 「お腹空いたでしょ?今日はすき焼きだよ」 その言葉を聞いた二人が思わずマンゴーを隠した その気持ちはよくわかる 夕食を食べながらラクダの話を聞いた ようするに、クリスマスプレゼン・・・・・・・・ 「朱雀?どうしたの?」 「思い出した」 「へっ?」 ブタ・・・・・・ そう言えばアサに頼んだ記憶が まさか そして、夕食後・・・・・ 請求書と共にブタをヨルに渡された
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