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「困った・・・・・・凜はもう豚肉を食べないかも知れないな」
「だな」
困った
本当に困った
そんな事を考えていたら南月達がリビングにやって来た
「ただいま・・・・って暗いな」
「おかえり」
「凜がいない」
「海だ」
「こんな時間にか?」
「原因は朱雀に聞け」
「ん?喧嘩?」
「いや、クリスマスプレゼントをね」
「やけに早いな」
「まぁ、理由があって今日渡したんだが・・・・・それが原因でとんかつはいらないと」
「何の繋がりが?」
「寛一だ」
「はい??}
そりゃわかるわけないよな
いきなり寛一とか言われても首を傾げるしかない
「うわっ!!」
「どうした雪矢」
「庭に何かいる!!」
「・・・・・・それはヨルから俺へのプレゼントだ」
「・・・・・・ラクダ?」
「ああ」
ラクダは食べないから大丈夫だな
「それで凜のプレゼントって?」
「ブタだ」
「は?」
「前に尋ねたら欲しいと」
「・・・・・・成程」
「だからとんかつはいらないと言って海に」
「凜には魚料理を作るからもうしばらくしたら迎えに行けよ」
「わかっている」
「じゃ、みんなはさくさく食え!」
しかし、ブタを見た後のとんかつは・・・・・・何とも言えない味がした
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