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うん・・・・朝起きてラクダがいる光景が何ともいえない
「アサ、おはよっ！」
「凜、早いな」
「お宮と寛一を散歩させてくる」
「そうか、気を付け・・・えっ？」
「ん？」
「今、なんて言った？」
「散歩に行って来る」
「その前だ」
「お宮と寛一」
「そのお宮って？」
「ラクダに決まってるじゃない」
「・・・・・・・・・えっ」
「じゃ、いってきまーす！」
「ええっ？？？？？？」
嘘だろ
昨日あれ程悩んで考えた名前は？
「・・・・・・お宮」
「アサ、どうした？」
「ヨル・・・・・いや」
「あれ？サスケは」
「お宮なら凜が散歩に」
「えっ・・・・・何それ」
「凜がつけた」
「・・・・・・ぶっ」
ああ、笑いたければ笑うがいいさ
俺は泣きたいけどね
「凜に言えばいいだろ？」
「言えるかよ・・・・もうお宮でいい」
「そうか」
暗い凜はもう見たくないし、お宮だって可愛い・・・・可愛い・・・・・・
「ってヨル」
「ん？」
「あのラクダってメス？」
「さぁ」
「何かないのか？伝票的な物とか」
「ああ、確か・・・・」
財布を探り紙を取り出した
「見せろ！」
紙を見つめ、途方に暮れた
「どうした？」
「オスらしい」
「・・・・・・・・・・ぶっ！」
「はぁ・・・・もういいや」
「恨むなら新婚旅行に連れて行った朱雀を恨めよ」
「なんで熱海っ！！」
と言いつつも、ストラップは凜からのお土産・・・・寛宮ストラップをつけている俺達
「もう動物は来ないだろうな？」
「ああ、多分」
「あっ！俺は急いでセーターを仕上げないと」
「えっ？」
「今日はパンだから後は任せた」
「・・・・・・・・ああ」
セーターの柄をクジラからブタに変更だ
凜ならきっと似合うはず
ブタだけどね
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