いち

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長い入学式が終わり、ルームメイト発表が行われる場所へ向かっている途中にゆきのは立ち止まった。 ……。いや、立ち止まってしまった。 それはその筈、ゆきのの目の前にいたのは、〝あの〟セイン・サードリックスだったからだ。 セイン・サードリックス。その方は、ヨーロッパにある国、リックス王国の次期皇帝。 通称、セイン王子が誰かを探すように 佇んでいたからだ。 (うわぁー噂に聞いてたけど間近でみたらとてもお綺麗な顔…。)
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