いち

7/8
前へ
/8ページ
次へ
「…。私は小林 ゆきのと申します。今日から高等部一年になりました。宜しくお願いいたします。」 「そう…。ゆきのさんか…。高等部一年…。じゃあ優姫と一緒なんだね…。」 と、言った。 〝優姫 〟と、セイン王子が言った時、私の心は、チクッと何かが刺さったように痛んだ。 「はい…。」 私はただ俯きながら答えた。
/8ページ

最初のコメントを投稿しよう!

8人が本棚に入れています
本棚に追加