5人が本棚に入れています
本棚に追加
「どうした、そんなに、喜んで？」とハデストは、平然として、そこにいた。
片手で男の頭をつかみながら・・・
無数の弾は、何らハデストに何ら意味をなさなかったのである。
そのとき、男は、唐突に理解した
コイツニンゲンジャナイ
ゼッタイニカナワナイ・・・と
ハデストが、無数の弾に耐えきったから、そう思ったのでは、ない。
目を見て理解したのだ、
何も考えていないような、昆虫のような、無機質な瞳の奥に、例えるなら、そう、地獄のような紅い光が灯っているのだ
最初のコメントを投稿しよう！