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「………スマン」
俺は幼女を降ろし
謝った
「き、気にするな……
お前のおかげで助かったよ
……えぇと?」
幼女が笑いながら言ってくる
「俺は月詠 帝だ」
そう名乗り
幼女は俺をじっと見つめ
「帝………?
幼女は首を傾げる
「もしかして……」
俺を見つめる幼女の瞳に怪しい光が宿る
「え、えーと……?」
俺は若干、たじろぐ
「私の名前は榎玖夜」
榎玖夜………
もしかして、竹取物語の?
「再び巡り会えたこと、私はとても嬉しく思うぞ」
と榎玖夜は有り得ない位の笑顔で俺に言った
………わぁ
俺、死んでもいいかも……
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