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『あのっ!!!!!!!!!!』
私の声に二人は同時に振り返った。
みーちゃんは驚きのあまり、口をあんぐり開けていた。
そりゃそうだ。
私が声を張り上げるなんて早々ないもん。
『た、助けてくれて…ありがとうございました!!葵さん!!!!』
「あ、あぁ…」
葵が照れ臭そうに頭をかいた。
「葵でいい」
『へっ？』
「葵でいいよ、呼び方。それと、敬語なんて使わなくていいから」
[そーそー!!!!こんなやつにさん付けとか、敬語とか使わなくて良いんだよ!!!!吐き気がするわ…]
「何だとコノヤロー!!!!」
『えへへ…ありがとう、葵さん!!』
「だーかーらー!!呼び捨てで良いって!!友達だろ!?」
『えっ!?』
「と、友達!?ダメダメ!!私の優ちゃんがイジメられる～っ！」
「お前は黙っとけ!!!!」
『……っ』
「えっ!?何…!?」
[あーっ!!葵が優ちゃん泣かしたーーっ!!!!!!!!!!優ちゃんそんなに葵と友達になるのが嫌なんだね?安心して!!私が守ってあげるから!!!!]
「えーーっ!!!!!!!!!!あたしが悪いのかよ!?」
[アンタ以外に誰がいんの!?]
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