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樹『そっか…。 橘くん背も高いし運動神経もいいしもったいないよ。』 またしても爽やかすぎす笑顔を俺に向けながら… 向けられた笑顔に俺はなぜか焦って… 「。。。お前は!?」なんて会話を続けるような事を 返してしまった。 樹『ん~…僕も橘くんが入らないなら… 入部するのやめよっかな。。』 「…え?」小声で答えた市原がなんて言ったのか聞き取れなくて、 聞き返すそんな俺を見て一瞬、 焦った表情になった市原は 樹『えっ!あっ、なんでもない! そ、それより橘くんプリント終わったの?』 何かをごまかすように話題を変えた。 ーーーーお前が話しふったんだろーが…なんて思いながら、 正直どーでもよくて。。 「終わってたら、とっくに帰ってるだろ。」 と少し突き放した言い方をした。 樹『じゃ、僕のプリントうつす? 橘 和真って名前だけじゃまずいでしょ?』 俺の言い方なんて気にせずに。。。 爽やかすぎす笑顔に戻っていた。 こーゆうヤツを《いい性格》って言うんだろう… ………………俺は、そんなコイツが苦手だ。 結局、俺は市原のプリントを写して提出した。 俺は、市原 樹が苦手だ。。。。
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