時をかける主人公

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時がすぎ、主人公は少し大人になる 「知らないわよ、そんなの。」 「あのなぁ…いい加減にしてくれよ、サキ。」 「ふん。頑張りなさい。」 そしてサキはその場から移転魔法で去る。所謂逃亡、あるいは戦略的脱走。 そしてそこには、敵意丸出しの頭悪そうな男子生徒数人が一人を囲っていた。 所謂カツアゲ。 「あ゙ぁ゙?」 「お前、自分がやったことが分からないのか?」 「モヤシが。俺に勝てると思うのかぁ?」 一人が喋りだすとつられて何人も喋り出す。 めんどくさそうな素振りをみせ、詠唱する。 実際、めんどくさい。 「はぁ…対象を束縛<フェッセルン>せよ、雷<イカズチ>。」 バチッチッ 「ぎぁっ」 「ぎゅ」 「あがが」
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